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私に衝撃を与えたミュージシャンの死/エイミー・ワインハウス

We will miss you Amy R.I.P  2011年7月23日

ああ、なんてことだ!この時の衝撃が本当に忘れられない哀しい日だった。

 歌手としての活動期間(2003-2011)はほんのわずか、さらには音楽活動自体は薬物中毒のリハビリのためにほとんど中断していたというイメージ。存命中のオリジナルアルバムは2枚きり。
 2006年頃からヒットチャートに登場してから、私は才能とはこうも煌めくものかと感嘆したのでありました。独特の歌声がなんだか真面目にやっているのかふざけているのか分からないようなところからドンピシャで演奏に入ってくる瞬間、おおっとなるのです。

 ちょっと変わった顔立ちかなと思いますが、とびきり美人ってことはないけどそこそこ綺麗なお姉さん。両親がユダヤ人ということで中東の血が濃いのかもしれません。

 デビューの頃は健康的なイメージでしたが、まもなくアルコールと薬物中毒で激痩せとなってしまいました。この原因が最初の旦那の薬中シビルのせいと言われています。男のせいで人生が変わってしまったと言う点ではエディットピアフ、ジャニスジョプリン、マリアカラスもそうだったな。

 やっと音楽シーンに帰ってきたツアーの最中、2011.6 セルビアのベオグラードでのコンサートでまたアルコールと薬物でフラフラで登場する。まともに歌える状態ではなく、観衆の怒号が響き渡るのであった。この様子はYouTubeで観ることができるが、私はもう正視できない。あまりに痛々しいのだ。当時の観客にしてみれば、高額なチケットを手に入れて楽しみに会場に来たのに、主役がこのザマでは確かに怒るだろう。何が彼女をあそこまで追い詰めていたのか。1ヶ月後、ロンドンの自宅でエイミーは薬物のオーバードーブで倒れ、そのまま逝ってしまった。27歳。俗にいう27club入りだ。

 それ以前にもライブ中に明らかに水ではなく、酒を飲みながら歌う姿が度々映像に収められているので深刻な状況ではあったのですが。デビューした時からすでに完成されていた歌姫エイミーはとにかくトラブルが多く、パパラッチに付き纏われていました。ヨーロッパのパパラッチは相当にしつこいのでエイミーも穏やかに過ごせることがなかったのかもしれないな。あのダイアナ妃の事件もそうだし、オーランド・ブルームもパパラッチの車に追われて事故になったことがあったしね。パパラッチは本当にひどいよ。

 彼女は歌っている時はほとんど笑ったりしないけど、このライブは終わった時にThank you!と言っていい笑顔になるんだよね。俺的にはデビューからの2003ー6年頃は一番いい頃だなと思う。

kazzt

私も還暦の声も聞こえるような年齢になって、ふっと思ったのです。そんなに遠くない日に必ず逝くのだなと。私はまだまだ遊び足りてないと。結構ブラブラしてきた人生でしたが全然足りてないなと。勝ちか負けかというと明らかに世の中では負け組だ。しかもかなり酷い負けっぷりでした。(╹◡╹) しかし、真っ当な人生街道を歩んだ人に比べると幾分かしょっぱい涙で飯を食い、寄り道・回り道を重ね色々な経験をして楽しんできたのは確かかな。さて、ここらでもう少し彩りを加え、颯爽と散り行こうではないかと思う。 今日出会う誰かと何かに感謝しよう。 花に嵐のたとえもあるさ さよならだけが人生だ

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kazzt

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