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1926年に倹約と貯蓄についての書籍を発行したことがきっかけで著された「バビロンの大富豪」。100年近く経った今でも当たり前のように通用する普遍的な原則を寓話調に書き表した名著。
お金が貯まる秘密めいた特別な方法を伝授してくれる書物、、、ではない。
ごく当たり前のしかも誰にでもできる倹約と身の丈にあった生活をしなさいと説いている。
そうなんだよ。超お金持ちは基本はケチだからね。僕の知っている超お金持ちは普段は顔面が大きく凹んだ軽トラを乗り回しているし、ベンツなんて持つ気もない。資産は何十億と噂されているのに。
成金の小金持ちは無理して高い自宅を購入したり、高級外車に手を伸ばす。何年か経つと家の持ち主は変わっている。心構えからして違うんだな。
「行く川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとどまることはなし。世の中にある人と住みかと、又かくの如し」
私は方丈記が大好きなのですが、この世の無常感を忘れないために冒頭部分を頻繁に読み返します。
さて「バビロンの大富豪」ですが寓話になっているので説教がましくないし、楽しく読める。古代都市バビロンの時代でさえもお金持ちと貧乏人が存在していて、その差は一体どこからきているのかを賢者が示してくれます。
あなたはまず何から始めますか?まずは聴いてみることですね、6時間なんてあっという間です。
永遠の名著に金貨5枚を!
★★★★★