別府 地図位置

別府/大分県別府市を電動アシスト自転車で探索

別府といえば温泉!

ということになりがちですが、それではありきたりでつまらない。なぜかこの町に少々詳しい私めがご案内いたします。

別府は観光客には相当に面白いところです。かなりアジアっぽいです。外国を旅してきた人なら感じる雑雑としたこの怪しさ。いい感じです。

移住者が多い町で、元々が四国の人という人も多いです。関西弁もよく聞こえてきます。町の規模に比べ病院がとても多いので、近年は老後をここで過ごすために引っ越してきた人も多いのです。そもそもカオスの素があちこちにあるのですよ。

カオス

更にAPU(立命館アジア太平洋大学)が誘致されたことで、主にアジアからの海外留学生が非常に多い。更に別府大学なども海外留学生を多く受け入れるようになり一部でますますアジア感が増し増しとなっております。

アジア感を増したこの町を堪能するならば、まずは駅周辺を狙い撃ちで間違いないです。温泉は外すと言っておきながら雰囲気で勝負できるスポットは紹介してます。

別府は坂が多い。というか坂道しかない。しかし、この別府駅周辺だけはあまり高低差がなくて普通の自転車でも走れます。駅裏から傾斜が増してきますので、ここはもう電動アシスト自転車の出番です。


オススメのスポット

  • 海門寺 座る木
    海門寺にはしぐれ松という別府市天然記念物のクロマツがありますが、最近座る木というのがテレビで紹介されて注目度が急浮上しているようです。札所と焼肉屋の間の公園に続く道沿いですね。ヨイショと腰掛けているそのようにも見えますね。別府駅近く、海門寺公園、海門寺温泉とセットになったお寺です。近くに新しくなった別府ヒットパレードクラブ、アマネクグループホテルのアマネク別府があります。
  • 別府駅
    油屋熊八が万歳している像があります。熊八といえば亀の井別荘を湯布院に興したその人。次いで亀の井ホテルを開業し、女性バスガイド付きの観光バス会社を創業、やまなみハイウェイを計画するなどなど、観光のアイデアマン。別府の観光産業はこの人あってのことなのでここで奉られるわけであります。マントの先っぽに小鬼がしがみついています。
  • 町営駅前高等温泉
    駅前、まん前です。大正の建物は道の反対側から全体を見ると味のある建物だと思います。別府温泉初心者はあつ湯には入れないでしょう。ぬる湯でゆったりと入った方が旅の疲れも癒されるというものです。そもそも別府の温泉は源泉温度が高いことで有名ですからね。
  • 北高架商店街
    昔は何もないガラガラのシャッター街でしたが、今の変わりようは驚きですね。ここはJRの高架下なので家主はJRだったよな確か。アート系、手作りクラフト系雑貨、オリジナル服屋、レコード、個人図書館、カフェ、、今 別府でもっとも熱いスポットでしょうね。ちょっとオシャレ感が増して、洗練され過ぎているとも感じますけど。もっと猥雑でカオスに飲み込まれたい人にはそこら辺が鼻につくかも。
  • べっぷ駅市場
    別府庶民の台所といったところでしょうか。全くもって昭和な雰囲気のお店がそのまま営業を続けているのってすごいことですよね。妙に小綺麗なお店に改装してしまいがちですが、そのままというのがいい。何か買ってしまうよ、必ずね。
  • ブルーバード劇場
    大分県下では大手シネコンが上映しないコアな映画を上映するミニシアターは3つしかない。シネマ5(大分市)、シネマテーク・リベルテ(日田市)そして別府のブルーバード劇場だ。コロナ禍の後、ミニシアターに足繁く通うような日がまた来るかな。とにかく、全国的にも数の少なくなったミニシアター、来県時に気になる映画を見つけたら迷わずゴーですよ。
  • 竹瓦温泉
    建物だけでも一見の価値ありです。130年ものだそうで夜間は灯りの色合いと相まって趣のある建物が楽しめると思います。ちなみに湯温はめちゃくちゃ熱いです。地元常連の年寄りが蛇口の支配権を握っているので水で薄めようものなら怒鳴られます。怖いです。慣れない旅行者には熱すぎてとてもゆっくりと入っていられません。トライしてみる?砂湯もあるので胸に乗っかる砂の重さが平気な人は楽しいですよ。私はダメなんですよね。
  • 別府プロジェクト
    どこか県外からやってきたなんとかさんが始めたアート系NPO法人。ミラノかどこかでデザインしてた人だったか。当初、誰もがえらい大きな風呂敷広げる人だなと訝しがっていたが、ここまで大きくしたのだから本物だったのだな。別府でのアートイベントには主導的立場で必ず関わっています。
  • 清島アパート
    別府プロジェクト運営のアーティスト支援のアパート。全国から様々な分野のアーティストが集まって生活しながら活動している。入れ替わり立ち替わりで人材を輩出するのが目的のよう。他分野のアーティストと刺激し合いながら活動できるのは本当に身になるな。いいな、こういうの。別府プロジェクトとしても強力な人脈網が勝手に広がっていくから人的財産は価値あるな。やるなこのお方。
  • やよい天狗
    でっかい天狗のお神輿です。やよい商店街で会えます。デカイです。内緒ですが、天狗の裏に回ると おっ!とか あれま!とか言うことになります。想像つきますね!
  • 友永パン
    パン屋だね。ガラガラと木のガラス戸引いて入るパン屋。あんぱん屋と言ってもいいほどあんぱんが売れる。売れるからすぐ作る。出来立ては美味しいのでまた売れる。また作る。また売れる。この循環を一日中やっても一年中やっても売れる。すごいと思う。昔からずーっと売れている。とりあえず出来立てのあんぱんは美味い。
  • ニュードラゴン
    ロールケーキ発祥のお店ということになっております。現在は東荘園ですが元々は流川通りにあった。もちろんこの名前にピッタリと合う昭和チックな看板は昔のお店の方かな。今のは何の店かなと思ってしまう。もちろん美味しいです!
  • ラクテンチ
    創業100年近い老舗中の老舗遊園地。ここも何度も経営危機に見舞われもう潰れるもう潰れると言われながら、頑張っている。入園にはまずケーブルカーに乗って上がっていくというワクワク感。遊具はどちらかというと小さい子供向き遊園地という感じですが、カップルで行っても面白いです。一番人気はあひるレースですね。当たればオリジナル商品がもらえます。ミニ動物園もなかなか楽しいです。間近で見れます。温泉とコラボした「湯〜園地」なんていう企画もありました。別府はいつもネーミングが絶妙。地域通貨の「湯路(ユーロ)」「泉都(セント)」なんてのもありました。まだやってるのかな。
  • カトレア醤油
    正確にはフジヨシ醤油がつくるカトレア醤油ですね。私は苦手なのですが、甘い醤油です。九州うか味という部類です。関東圏の人でこの醤油が好きな人はいるかな。九州人はこの味好きですね。お土産にはいいかな。いやだめかな。どうかな。別府市光町に工場兼店舗あります。市内なら普通に店に置いてあります。カボス醤油というのもあったな。
  • ヒットパレードクラブ
    別府の夜といえば、ここを挙げる人も多いのではないかな。元々はキャバレー、作曲家経営のライブハウス。火災で休業も別店舗で2、3日後に再開、支援金で新店舗営業、経営不振で身売りなどなど波瀾万丈のオールディーズライブハウス。リーゼントのおっちゃんがやってくれます。若い人もやってますよもちろん。
  • 国際民宿こかげ
    路地裏にあるゲストハウス。外国からの旅行者を想定している宿ですが、もちろん日本人旅行者も宿泊できます。国際交流してみます?別府はこのような路地裏が実にいい。何かあるのだ。建築基準法的には再建築できない物件ばかりでずっとこのままいくしかないだろう。そこがいい雰囲気を醸し出す要因だと分析してみた。
  • アホロートル
    名前にアホがつくだけでそりゃもう期待しちゃいますよ、普通。ですがアホロートルとは南米のサンショウウオ(ウーパールーパー)のことです。アホなロートル("老人"の中国語)ではありません。いやひょっとしたらそういう意味なのか!?建物はその昔、芸妓と遊ぶ旅館だったそうでボロい風情のある日本家屋。あっ、肝心の業態はカレー喫茶ということでよいかと。
  • 峰カクテル

こうしてほんの一部を上げてみるだけでも、別府は濃いな〜。濃厚じゃ。

ちなみに温泉源の蒸気が吹き出しているところをこちらでは地獄と言います。地獄公園というなんともいい感じの公園で子供と年寄りが戯れていたりします。

別府はe-自転車が大活躍の観光地です。道も狭いです。法律では道路と認めてもらえないような道が至る所にあります。そこに面白いものがあるのです。また勾配がきつく、昔のマニュアルミッションの車だと坂道発進が相当に緊張するぐらいの坂道具合ですから。e-自転車で行きましょう!!新しい発見がきっとありますよ。

>e-自転車で散策に

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