ボールのようなことば。 / 糸井重里著

2時間9分 ナレーター:渡辺真理、河内大和

私の”聴く読書”初の低評価作品となりました。実につまらなかった。

紙に残る言葉としての名言や名セリフのようなものを集めたものだが、糸井重里ってそういう人物じゃないよなというのが感想です。アインシュタインが、松下幸之助が、キング牧師がかつて語った名言を集めてもひとりで一冊の本ができる訳もなく、まして糸井さんがかつて語った多数のお言葉には重みなどありません。だって無名な隣の爺ちゃんだって少ないが故に、たまには胸にグッとくる言葉を発することがあるのだからね。

時として単純で明快な言葉が実に良い言霊を帯びるのはまさに”その状況だから”なのですよ。その時の言葉だけを取り出しても元の感動までくっ付いて来るわけではないでしょう。

過去の偉人の言葉が未だ引用され続けているのは一生をかけた偉業の間に発せられた言葉に詰まった思考の質量がそこに含まれているからなのじゃないかな。

時間の無駄に乾杯!

★☆☆☆☆

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